・メニュー表示金額について

税抜表示 62.5%(うち80%は、ランチ・コース料理のみは税込表示を採用)
税込表示 25%
その他  12.5%

消費税が10%になる事を見据えての8%への増税だったので、「近く、もう一度料金を変更する時の備え」と言う意味で、税抜表示が圧倒的に多くなっていた。

・レジ対応について

最近オープンしたお店では、複数税率に対応したレジを導入されているようだが、既存店では、レジの対応は殆どと言っていいレベルで進んでいない。
本当に2019年10月に増税が実施されるのか様子見感覚も判らなくはないが、直前でバタバタしそうだ。

・テイクアウトについて

そもそも、テイクアウトに対する考え方が2つある。
元々、テイクアウトに積極的(若しくは、今後は積極的に取り組む体制)であれば、今回の増税を機に一段と力を入れていきたいところだし、レジ対応も前向きだ。

しかし、そうではないお店にとっては、「面倒臭い」以外の何物でもない。
現場の声としては、僅かに発生するテイクアウトのために複数税率に対応するレジを導入するのは、、、。

もし、レジが壊れて買い替えざるを得ない状況なら仕方がないが、年に数回、それも1回何百円の売上に対する消費税の軽減額(2%分)を表記するの為に、高額な出費は押さえたいと言うのが本音としてチラホラ聞こえてくる。

投稿者プロフィール

林 良江飲食店専門の税理士
飲食店の売上アップを頑張ることなく、最短3ヶ月でお店のお金を2倍に増やす専門家。
15年以上にわたり飲食店専門の税理士として数多くの飲食店の財務に携わり、飲食店経営者の最も身近な相談相手としての役割を担ってきました。